「つながり疲れ」を癒す。SOLO TIMEって?
- 2018.07.26
- 本

みなさまお久しぶりです。かーちゃん(@ka_chan__)です。
世間はいよいよ夏休みシーズンですね。私も就職活動が終わり、この夏休みは友達と遊びに行くとか、自動車の免許を取りに行くとか色々画策しています。
今回はそんな夏休み、暑いしクーラーの聞いた自室やカフェで読書しませんかってことで最近読んだ本を紹介します!
それは、名越康文先生のSOLO TIME「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である。
この本は名越先生が出されているメールマガジン「生きるための対話」に掲載していた記事に大幅な改稿を加え、そして一冊の本にまとめたもの。
早速本の中身に触れていきます!
「群れ」から離れて自分を見つめる
人はいくつもの群れの中で過ごしています。
例えば私なら、「〇〇大の私」「家族の中の私」「友人の中の私」「アルバイト先の私」、もっと大きくみたら日本国民の私・・・と挙げればキリが無いです。
これらの「群れ」は無意識的に私たちの価値観や行動に影響を与えています。例えば「空気を読む」「察する」なんかは無意識的に行う人も多いはず。でも外国に行ったら「やってほしいことは口に出す」ことが当たり前だったりします。
無意識的に周りの空気を読んだり、相手のやってほしいことを察したり・・・普通に生活するだけで疲れてしまいますよね。
しかも今はSNS全盛時代。
家にいてもLINEやTwitter、Instagramなどで友達の「今」を知ることができますし、そこでも無意識に周りの空気に合わせてしまう。
これではどこに行っても休むことができません。
そこでこの本で著書の名越先生は、日頃関係しているいろいろな「群れ」から離れてひとりぼっちの時間(ソロタイム)を過ごすことを提唱しているのです。
SOLO TIMEって?
SOLO TIMEにもいろいろな種類があります。
日常から取り入れられることとしては、
1時間ほど喫茶店で本を読む
近所を目的なく散歩する
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- がおすすめです。
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- そしてこれらを行うときに気をつけたいのは、「目的意識を捨てる」ということ。
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- 例えば散歩なら、「ダイエットのために歩こう」などと思わずにただ「歩く」ために「歩く」。
- ここで挙げた「目的」というのは、自分が達成したい!と思っているようなものでも、案外無意識のうちにどこかの「群れ」の価値観に沿っているだけのものかもしれません。
- 一度そう行った目的意識を捨てることで「群れ」の価値観から離れて「ひとりぼっち」になれると著者は解きます。
- 私も実は「目的意識」が無いと行動に移せないタイプで、例えば散歩なら「健康にいいっていうし・・・」みたいな感じでしていたのですが、この本を読んでからただ「歩く」ということを実践しています。
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- ただ、まだまだ甘いので「海見にいきたいな」とか目的意識もついて回りますが。なかなか難しいですねぇ。
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- 他に本の中で挙げられているのが一人旅。
- これはわかりやすいですよね。自分の全く知らない土地で2〜3日過ごす。これも同じで目的意識を持たずただ「行きたいから行く」といいのかもしれません。
- 私の好きな「山と食欲と私」という漫画でも、主人公の女性は「山に登るために登る」という感じなのですが、すごいSOLO TIMEを楽しんでいる感じがしました。
最後に
この本では「ひとりぼっち」の時間を取ることを強く勧めていますが、それは決して孤独になろう!とかそういう意味ではありません。
スマホがあればいつでもどこでも人と繋がれる時代、繋がり疲れしてしまった人が、積極的にSOLO TIMEをとって自分を癒すことによってまた人と繋がることができるようになる・・・というのがこの本の趣旨です。
週に一回くらいはただ一人になって「自分が本当にしたいこと」「やりたく無いこと」など自分の感情に向き合う時間を取れれば「繋がりつかれ」もきっと癒されるはずです。
ではまた!
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